不眠症について

１．骨格へのアプローチ

自律神経は脳と脊髄にあります。

頭だけでなく、骨盤や背骨の部分にありますので、骨盤の歪みや、背骨の歪みによって、自律神経を圧迫すると自律神経の機能は低下してしまいます。

つまり、骨盤や背骨の歪みを改善し、圧迫を取り除くと、自律神経の働きが回復していきます。

当院では、骨盤矯正や背骨の矯正を行い、歪みの改善をしていきます。

２．筋肉へのアプローチ

背骨や骨盤の周囲の筋肉の緊張によって、自律神経を圧迫してしまいます。

また、骨盤や背骨の歪みは筋肉の緊張や左右差が大きく関わってきます。

当院では、筋肉の緊張を取り、バランスを整えるように施術を行います。

３．内臓へのアプローチ

自律神経と内臓は密接に関わっています。

内臓も筋肉で出来ていますので、たくさん働くと疲れてきて「むくみ」、重くなります。

このむくみを取り、内臓の位置を調整することで、内臓の働きが回復していきます。

内臓を調整することによって、内臓の働きを調整している自律神経にも影響を与えることが出来ます。

当院では、この内臓へのアプローチを行い、自律神経の働きにアプローチを行います。

内臓へのアプローチは非常に優しい手技で行います。

４．CES（頭蓋電気刺激療法）

CES（頭蓋電気刺激療法）とは、脳に直接微弱な電気を流すことで、自律神経由来の症状を改善する治療方法です。

自律神経治療の中で唯一高いエビデンスがあります。

研究では、93％の患者様が、疼痛、不安、うつ、または不眠が3週間の使用後に有意に改善したと報告されています。

効果としては、脳内のホルモンの上昇が期待できます。

それぞれのホルモンの効果は以下の通りです。

・βエンドルフィン・・・鎮痛作用（モルヒネの6.5倍）・幸福感・ストレスの減少

・セロトニン・・・精神安定・幸福感（幸せホルモン）

・メラトニン・・・一日のリズムの形成・疲労回復・睡眠改善

・ATP・・・活動エネルギー・血流増加促進

CESの具体的な施術方法は、耳たぶに電極を付け、ほとんど刺激の感じない、微少な電気を流していきます。

CESの大きな特徴は、副作用が無いと言われているところです。

この、電気を流していきながら、身体の施術を行っていき、自律神経の調整を行っていきます。

５．鍼灸施術

東洋医学では、「気」「血」「水」のバランスが乱れると、身体に症状が出ると考えます。

今、気になっている症状以外の小さな症状、食欲、睡眠、顔色、脈、舌、お腹、肌質、声などに体質は表れてきます。

これらの情報を基に、「気」「血」「水」のバランス＝体質を整えてきます。

自律神経の問題の場合、血の状態が悪いことが考えられます。

血の状態を、改善するように、ツボや経絡を刺激していきます。

鍼灸が苦手な方には、刺さない鍼や手技でアプローチを行います。

鍼灸施術は、自律神経の症状に対しても効果があるとWHOでも言われています。

上記に挙げてきた施術に、鍼灸施術を加えることで、より高い効果を期待できます。

６．心のケア

肉体的な部分と精神的な部分がひとつとなって、身体は出来ていると考えています。

当院では身体のケアだけでなく、心のケアについても重きを置いています。

特に、その患者様の持つ考え方、思考のクセなどが大きく関わっていると感じています。

患者様のストレスの原因や、お悩みの解決のお手伝いができるように、しっかりとコミュニケーションを取っていきます。